タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

車検

 

車の車検の時期が来たので、手続きを済ませてきました。

フィリピンでは、毎年車の登録を更新する必要があり、更新時に車の点検の結果と保険の領収証が必要な仕組みになっていて、毎年車検が必要です。日本より厳しいですよね。更新は、ナンバープレートの番号ごとに時期が決まっており、下1桁目の数字の月が更新月、下2桁目の数字で、1~3が第1週、4~6が第2週、という風に週ごとに区切られています。私の場合は、ナンバープレートが「?KR?41」なので、1月第2週が更新の時期です。この日は、週4日仕事の予定だったので、実質1日しか更新できる日がなく、パスしなかったらどうしようと不安な気持ちでLTOへ向かいました。プエルトプリンセサには、免許の更新などを行なう通常のLTOの事務所以外に、車の登録専用の新しい施設があります。そこで、そこに行ってきました。

施設の中身は、日本にある車検場と同じでした!ほんとにほとんど一緒で、びっくりしました。以前、愛川町の中津で軽自動車の車検を通していましたが、ほぼ全く同じ光景をフィリピンで見るとは思いもよりませんでした。違うのは、運転は自分ではなくて、係員の人がしてくれるというところです。レーンに入る前に、まず簡単なチェックがあり、私が乗った状態で、ライトの点灯と通常と遠目の切り替え、ウインカーの点灯、ウインドウウォッシャーの作動状況をチェックされました。実は、私の車は電気系統がとても弱く、方向指示器や後退灯が作動したりしなかったり、また警告器が鳴ったり鳴らなかったりします。というか、作動しない時の方が多いです。この検査の日は、前日からうまい具合にウインカーが作動していました。しかし、自動的には点滅せず、付きっぱなしになってしまいます。それで、検査の時は、手動でウィンカーのレバーを操作し、点滅させました。はやる心を抑えながら、冷静に頭の中で1,2,3と数えながら、それに合わせて、左と言われたらウインカーのレバーを上→下→上→下と動かし、右と言われたら下→上→下→上と動かしてました(笑)係官は当然ウインカーを見ていますので、点滅するごとに私が指で操作しているとは全く気が付きませんでした。あー 操作を間違えなくてよかった。ちなみに、クラクションのテストはありませんでした。多分、係官が忘れたんでしょうね。実は、この日はクラクションが鳴らなかったので、テストがあったらどうしよう、最悪、口で「ファァァァン」って言おうかなあと思っていたのですが(ホントに)、まさかのテストなしで、車から降りる時に変な汗がすすーっと引いていくのが分かりました(笑)そうそう、ワイパーの作動もチェックされませんでしたね。ウォッシャー液は出せと言われたのに。多分、つやつやの塗装と(フィリピンでは)比較的新しい形式の車だったのと、運転してきた人が外国人だと分かったので、車に問題はないだろうという思い込みが係官にあったのではないかと思います。簡単なテストが終わって、カギを付けたまま車から降り、あとは係官にお任せで10分から15分待っている間に、検査は終了しました。

こんなにチェック項目があるんですか…いつの間にチェックしたんだろう(笑)

保険は強制保険のようなものがあるようですが、検査会場に保険のブースがあり、そこで手続きができます。しかし、妻はネットでもっと安く保険に入る方法があることを調べてきましたので、やってみることにしました。その方法とは、町の中でよく見かける質屋さんで保険を申し込むというものです。最初に行った質屋さんでは、係の人が良く知らないようでうまく申し込みができず、同じブランドの別のお店でやったら、スムーズに保険に入れました。こういうこともフィリピンではよくあります(笑)手続きが終わった妻は、ついでに火災保険にも入ったと言っていました。多分特約みたいなもんじゃないかなと思うのですが、それでも車検場で入る保険よりは安かったらしく、係の人に勧められたので特に断らなかったとのこと。これも、フィリピンではよくある話です(笑)車検の手続きの最後にその保険の証書みたいなものを見せましたが、何も言われずに手続きは完了しました。

ということで、いろいろ難ありの車ですが(そうそう、タイヤもかなりつるつるだったはず)、これで来年1月までは乗っても良いというお墨付きをいただきました。次の検査までは、電気系統をしっかり修理したいと思います。っていうか、車の整備はいつになったら終わるんだろう。いくらかかるかな?あぁ、出費は続くよ、どこまでも。。。

 

M Lhuillier

mlhuillier.com