日本に着いて3日目。朝起きて最初に行ったのは、最寄りの新聞店です。義理の父は読むのが好きで、タイに観光で行った時も、街角のスタンドで売られている英語新聞を買ってあげたら何度も何度も丹念に読んでいました。本当は成田空港で買いたかったのですが、売っているかどうか調べきれず、実家に着いてから探そうと思っていました。こんな田舎町であるかなとちょっと心配でしたが、徒歩圏内に新聞店があったので、ダメもとで行ってみました。すると、店番のおじさんがいたので聞いてみました。
「英語新聞ってありますか?一部ほしいのですが」
「あるけど。。。いくらか分からないな。新しいのが欲しいの?」
「いや、昨日のとかでもいいですよ」
「じゃあ、これはあげるよ」
と言われて、2,3日分の英語新聞をいただきました。
なんと寛大なおじさん!というか、新聞業界のどんぶり勘定さ?闇?を一瞬見た気がしましたが、これはまあ良しとしましょう。それにしても、田舎の新聞文化はまだまだ捨てたもんではないなと思いました。
その日に、家族みんなで行ったのは、りんご狩りです。前回の一時帰国でも行ったのですが、外国人が盛り上がるということは知っているので、お客さんたちを連れて行きました。
昨年は群馬県水上市のりんご園に行きましたが、今年は長野県小諸市の観光農園に行きました。りんごはいろいろな種類がありますが、「シナノドルチェ」が旬の時期で、公園でも一押ししている感じでした。大きくて、甘くて、香りが良くて、歯触りが良くて、とてもおいしかったです。なんか、おいしすぎるというか欠点がなさすぎというか、ちょっと不自然な気がするぐらいおいしかったです(褒めてる?)。ちょうど「紅玉」も旬の時期で、食べ比べてみましたが、「シナノドルチェ」に舌が慣れてしまうと、あまりの酸っぱさにびっくりするくらいでした。ただ、食べ始めると「紅玉」も美味で、いくつでも食べられる感じでした。もぎたてとりたての「紅玉」は味が違いますね。印象が変わりました。「トキ」という黄色いりんごもおいしかったです。園内ではりんごは食べ放題、持ち帰るのは重さあるいはかご単位で買い取りというシステムでした。持ち帰りより園内で食べたほうが断然多かったと思います。おなかいっぱい果物を食べるっていうのはなかなかない経験でした。何個食べただろう。。。でも、焼肉食べ放題なんかよりはずっと健康的ですよね(笑)
(続)