タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

日本へ一時帰国 (1)

 

18泊19日の旅程でパラワンから帰ってきたのが月曜日の午後でした。そして、火曜水曜と8時間仕事をして、木曜の早朝から日本へ飛びました。水曜日の夜9時半のマニラ行のバスでバギオを出発、ダオのバスターミナル途中下車して友人たちと落ち合い、友人の車で空港へ向かう…予定ですが、バスでぐっすり寝ていた私は、バスの座席にある電源で充電していたスマホをそのままバスのポケットに忘れたままバスを降りてしまうという痛恨のミスを犯してしまいました。スマホには、飛行機のチェックインのためのバーコードや旅程表、フィリピン出国のために使うアプリが入っているので、これがないと旅行がかなり難しくなります。それで、すぐに後続の同じバス会社のバスを止め、事情を話しました。うまい具合に、そのバスにインスペクター(乗客のチケットの確認をしたり、バスの運行状況や車掌の勤務状況をチェックしている、車掌が敬意を払うポジションの人です)が乗車していました。私たちが乗っていたバスの番号を伝えると、彼はそのバスの車掌の携帯電話番号を知っていて、電話をしてくれました。「さっきダオで降りた日本人を含む6人組だ、スマホがないと出国できない。すぐに車で追いかけるので、そこで停まって待っていてほしい」と泣きついたところ、バスを停めて待ってくれることになりました!バスは、すでに最寄りのインターから高速道路に入っていましたが、次のガソリンスタンドで停車してくれました。すぐに車で追いかけて、30分くらい走ってバスに追いつき、無事スマホを回収。そして次のインターでUターンして空港に向かいました。少しゆとりのあるタイムスケジュールでバスに乗っていてよかったです。あ~スマホを忘れたことに気づいた時は、本当にこの旅行は終わったかと思いました。今思い出しても冷や汗が出そうなくらい、ぞっとしました。。。

ということで、気を取り直して、向かった空港は、クラーク国際空港です。

去年の10月に一時帰国した時に、台風のため着陸した空港です。今回は、正規のフライトでここから日本に向かいます。

この国際空港、マニラの国際空港の慢性的な遅れと設備の老朽化に伴い、国も必死で路線を誘致しているのですが、いかんせん、元米軍空港基地ということでアクセスが悪く、なかなか路線が増えません。私たちは早朝の便でしたが、空港の出発便の情報を見ると。。。

どうやら国際線の出発はこの日9便しかないようです。ローカル空港ですね~ そのせいか、プロモーションをよくやっていて、今回のチケットは帰りに40㎏の荷物を付けて一人往復約5,590ペソ(約15,000円)で買えました。

今回の旅行の目的は、妻の日本のリエントリーの更新と、義理の父母を日本観光に連れていくことです。さらに、海外志向の友人夫妻を誘って、都合6人でのグループ旅になりました。フィリピン人が日本に行くにはビザが必要ですが、観光ビザの取得は思ったより難しくありませんでした。観光ビザは、日本大使館が推薦している代理店経由でしか取得できないのですが(キックバックはいくらぐらいなんだろう)、その分必要書類などの情報に精通しているので、言われたとおりに準備すればほぼ間違いなく取得できる雰囲気でした。義理の父母の場合は、親族訪問のビザを取るという選択肢もありましたが、親族や友人の家に宿泊するとなると、身元保証人として日本にいる人の住民票やら日本滞在中の費用を負担できることを証明する書類など、いろいろと手間がかかるので、普通に観光ビザを申請しました。しかも観光ビザの取得については、ビザが取れるまでは航空券は手配しないようにということになっていて、申請時には航空券の提示は必要ありません。宿泊先の予約の証明も必要がないので、かえって簡単に申請できます。

空港は全く混雑しておらず、出国の手続きもスムーズにすみました。飛行機も結構空いていて、搭乗率は7割くらいでした。

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ほぼ1年ぶりの日本で、ついこの前来たなという感じです。前回は、コロナ禍の影響が残る中での帰国で免許証更新などの重要マターがありやや緊張しながらの帰国でしたが、今回はかなり軽い気持ちで日本に帰ってきました。ただ、今回は珍しくお客さんと一緒の帰国ですので、どんな旅行になるか楽しみです。

 

(続)