今回の旅行は、
移動のスケジュールもなかなかハードでした。
バンコクを深夜1時過ぎに立つフライトで出発し、
マニラに現地時間で朝6時ごろに到着。
空港からパサイのバスターミナルのそばまでシャトルバスで移動し、
そこからバギオまで約9時間半のバス旅行でした。
年末のため、
バスターミナルには故郷で年末年始を過ごす人と、
観光でバギオに行く人でごった返しており、
予約をしていない私たちは、
「チャンス パッセンジャー」、
つまりキャンセル待ちで乗ることになりました。
いつ乗れるかとやきもきしていましたが、
うまい具合に最初のバスに乗れました。
バスのチケット
パンチで紙のチケットに穴を開けるという、
とてもレトロなチケットです。
昔、
日本でも、
無人駅から電車に乗ってきた人が車掌さんから切符を買うとき、
こんな感じでしたよねー
チケットは、
上の段と下の段に分かれていて、
穴をあけられたところを見ていくと、
日付などが分かるようになっています。
上の段の左側から読んでいくと、
「AC(エアコン)」バスの、
バスナンバー「2114」、
「DEC」「20」+「6」日、
「AM」(その下の「時」「分」は横着して穴あけてませんね)「2015」に出発。
下の段を見ると、
キロポスト「00」から「288」キロまでを走り、
「400」+「50」+「5」バーツの料金であることが分かります。
フロントガラスには、
こんなステッカーが。
ハイスピードではありませんが、
一応 Free Wi-Fi があり、
町を走っている時は、
メッセンジャーアプリやのんびりとしたブラウジングができました。
翌々日は、
バギオから結婚式が行われるトゲガラオへ移動。
こちらはバスで11時間かかりました。
距離は、300-400kmくらいだと思いますが、
まだまだ道路が未整備で、
びっくりするくらい時間がかかります。
トゲガラオから、
義父の実家までは、
義妹の自家用車で移動しました。
その車は、
トヨタのプラドの派生車種で、
現地ではFXと呼ばれ、
山道や悪路でも走破できる車として人気があります。
その車に揺られて3時間半、
田舎の山村という感じの実家に6日間滞在しました。
帰りは、
そこからマニラまでの直通バスがないため、
バスターミナルがあるサンチアゴという町まで車で送ってもらいました。
そこで、
幾つかのバス会社のターミナルを回りましたが、
どこも予約は満席で、
キャンセル待ちあるいは予約なしのバスを待つ列には、
たくさんの人が並んでいました。
フライトの時間が決まっている私たちは、
とにかくマニラ行きのバスに数時間以内に乗らなければなりません。
そのため、
もっと多くのバスが通る見込みのある町まで行くことにしました。
途中、
工事のため車線が規制されている区間があり、
対向車が来ないことをいいことに追い抜き割り込みする車のせいで、
道路が完全に塞がってしまい、
警察が来て交通誘導をする大渋滞に巻き込まれました。
こういうところに、
国民性が出ますよねー
焦る私を尻目に、
同乗する家族はおしゃべりに花を咲かせるやら、
みんなで歌を歌うやら。
こういうところにも国民性が出ますよね(笑)
車で4時間ほど走った町で、
マニラ行きのプライベートバスを見つけ、
無事バスに乗ることができました。
マニラを午前6時過ぎに出発する飛行機で、
タイに帰国と相成りました。
朝方のスワンナプーン空港は、
到着した人でごった返していました。
それで、
BOI企業に勤める人への優遇策で、
イミグレーションのファーストレーンを使えることを思い出し、
全く待ち時間なしでイミグレーションを通過できました。
イミグレーションのカウンターには、
旅行者向けの無料のSIMカードが置かれており、
さすがはファーストレーンだなと感じました。
ただ、
翌日になって分かったことなのですが、
妻のスタンプに書かれていたビザの有効期限の日付が間違っていました。
会社の担当の人が代わりにイミグレーションに行って、
修正してくれることになりましたが、
こういうこともあるんですね。
まあ、
これも、
お国柄かもしれません(笑)