タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

南ミンダナオ旅行 (6)

 

ダバオから、ポロモロック→ムランと、ダバオの西から南の方をぐるっと回ってきて、最後に訪れたのは、ダバオの東隣りのパナボというところです。ダバオに住んでいる友人のおばさん夫婦のところに3泊お世話になりました。

これまた手作り感満載の家でした。ブロックって、塀に使うだけではなくて、立派な家の建築資材なんですよね。木造の家をブロックで壁を埋めるという感じで、柱や梁は木でそこに直接セメントで固められていていました。日中家にいると、トタン屋根から熱が伝わってきて、家の中は暑く、外のガレージでだらだら過ごす方が心地よい、という流れになり、ああここは熱帯の低地なんだなと感じました。トロピカルエリアあるあるですよね~滞在中に一度土砂降りの雨が降ったことがありますが、雨が直接トタン屋根を打ち付け、天井がないのでその音が家中に響き、まあ、ライブハウスかと思うような、耳をつんざくような音がしました。隣りに座る人の声が聞き取れないほどです。これ、台風が来たらすごいだろうなと想像しましたが、ダバオはめったに台風が来ないと聞いて、ちょっと安心しました。旦那さんはジープの運転手とのことで、ダバオまで朝1から2往復がルーティーンで、その後はその日の都合で決めているようでした。

どこか行きたいところがある?と質問されたので、「温泉!」と答えたところ、ここに連れて行ってくれました。

 

この部分は川全体が温泉になっていて、何処を流れる水も温かく、湯加減はややぬるめでゆっくりと浸かっていられます。ここまで手つかずの自然な状況の温泉の川って初めて見ました。日本だったら、有名な観光地になること間違いなしという規模ですが、私たちが行った時は、平日だったこともあり、ほぼ貸し切りでした。こういう掘り出し物的な場所がゴロゴロあるというのが、途上国の魅力だなと感じます。

一応、地元の自治体が入場料を取って管理していました。お金を集める人、掃除する人、お店の売り子さん、マッサージ屋さんの人など、いくらかの雇用を生んでいるようで、これはこれでいいことだなと思いました。

 

(続く)