タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

給与重複振込事件

 

事件は、会議室ではなく、現場で起きているそうですが(笑)、この事件はオンラインで発生しました。私は3月末日をもって退社し、兄弟会社のフィリピンベースの会社に転職しました。給料については、以前の会社は20日締め末日払いでしたので、3月20日までの分は通常通り3月末に振り込まれ、3月21日から31日の分は、4月末にタイの銀行に振り込まれるという説明を受けました。タイの銀行のアプリで確認したところ、確かに3月末と4月末に振り込まれていました。4月末の振込分については、10日分にしてはちょっと多いなと思いましたが、有休消化などもあったので、こんなものかなと思っていました。そして、4月分からは、フィリピンの銀行に給料が振り込まれてきました(その時はまだ口座を持っていなかったので、妻名義の口座です)。フィリピンでは、月に2回お給料日があるところが多いようです。1回目は15日締め20日払い、2回目は末日締め翌月5日払いです。2回お給料をもらえると、ちょっと得した気分ですが、家賃や電気代などは1か月分まとめて支払いますので、もらったお給料をすぐに全部使わないようにしないといけません。っていうか、みんなその月のお給料で綱渡りというのは、どこの国民も一緒だと思いますが、2回に分けてお給料をもらえるというのは助かるという人が多いんでしょうね。あ、脱線しました(笑) フィリピンの銀行で最初のお給料が入ってきたのは、5月5日でした。給与明細がないので、人事部の人にメールして送ってもらって確認したら、4月1カ月分が振り込まれていました。そして、その次の5月20日には、5月1日から15日までの分が振り込まれ、こちらは特に問題がないようでした。それで、最後にタイに振り込まれたお給料についてもう一度確認しました。私は3月の下旬にタイに旅行していたので、3月21日から31日の間は1日しか働いていませんでした。そして、有休は3月20日の前に消化されており、3月末のお給料にすでに反映していました。そのため、4月末日にタイに振り込まれる給料は、1日分だけのはずです。しかし、4月末振込分の給与明細をよく見ると、3月21日から4月20日分のお給料が支給されていました。つまり、4月1日から20日の分が、タイとフィリピンの両方にカウントされていて、重複して振り込まれていることが判明しました。

さて、どうするか。こういう場合はどうなるんだろう?と思いましたが、やはりまずは上司に相談しようと思い、センター長にスカイプで報告しました。すると、翌日返事があり、「間違えていました、すいません、5月のお給料で差し引かせていただきます」ということでした。そうですか~ まあ、そうなりますよね。。。『申し訳ありませんでした、今後はこのようなことのないようにします、今回の分はこちらのミスですので、ボーナスということでお受け取りください』という展開をひそかに期待していたのですが、現実は甘くありませんでした、ハイ。

ということで、重複分は6月5日にフィリピンに振り込まれたお給料から差し引かれました。(15日分のお給料から、20日分のお給料を差し引かれました…5月は忙しくてほぼ毎日残業があったので、差し引ける分があって良かったです。4月はヒマで早上がりが多く、お給料が少なかったせいもあります)そのため、4月1日から20日の分のお給料はタイの銀行に振り込まれたままになっています。3月下旬にタイに旅行に行った際に、昨年9月から今年2月の分のお給料を引き出して両替して持って帰りましたが、3月分と4月の20日分のお給料は、今もタイにあります。うん、どうしようかな~ 次のタイ旅行の際のお小遣いに取っておきましょうか。それとも、タイの銀行口座に紐づいたクレジットカードは解約していないので、その分買い物をするということも可能ですね。ちょっとした『裏金』があるというのも、緊急時のためにいいかもしれません。

結局、ボーナスとはならなかったのは残念でしたが、心は清くスッキリして、もしもの時の小さな備えができたということで、今回のことは良しとしようと思います。うん。ここに書いたおかげで、もう大丈夫、かな? 本当に、これで良しとしましょう(笑)