タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

ビザの更新

 

フィリピンでは、フィリピン人の配偶者に発給されるビザがあります。ノンクオータ移民ビザ13(A)と呼ばれるビザで、1年間有効です。そして、このビザを取得した後に更新すると、永住ビザになります。私は、2023年2月に発給されましたので、2024年2月までに更新する必要があります。更新の手続きは3か月前から可能なので、11月中に手続きをしました。まず、最新の情報を収集するべく、直接イミグレーションに行きました。WEBサイトで探すよりも早く確実な情報が入手できます。更新に必要な書類は、最初のビザの手続きで必要だったものとほぼ同じでした。入手に最も時間が掛かるのは、NBIクリアランスです。犯罪歴がないことを証明する書類で、発行してもらうためにはまずオンライン予約が必要です。その際に支払いが求められます。前回はここで失敗してしまったので、GCashの残高を確認し、今回はスムーズに予約できました。うまい具合に翌々日の午後に予約が取れ、NBIのオフィスに行きました。基本的には、オンライン予約で入力した内容をオフィサーが確認し、オンラインで入力していきます。今回は私一人で行ったのですが、奥さんの出身地と宗教を聞かれて、びっくりしました。私ではなくて奥さんの情報を突っ込まれるとは思いませんでした。。。出生証明書までは求めれらずによかったですが。そして、写真と、両手の5本全部の指紋を採取されます。指の腹の部分だけでなく、指の周りの部分も取られて、手は真っ黒になります。前回もそうだったなと思い出しました(笑) そして、パスポートの写真があるページのコピーを求められました。コピーぐらいそこでしてほしいんですが、いったん外に出て、近くでコピーサービスをしているお店でコピーを取りました。写真のページのコピーは家にいっぱい予備があったのに、ちょっと残念。ま、5ペソだけ損しましたね。それ以外は全く問題なく、申請は終了しました。マニラから情報が届くのに3週間から4週間かかると言われました。それも変わってませんでした(笑)

次に作成したのは、弁護士(ATTORNEY)の人に作ってもらう必要がある書類です。前回と同じように夫婦連名の嘆願書が2通と、新たに二人が一緒に住んでいることを証明する書類 "Joint affidavit of cohabitation"が3通必要でした。前回と同じところで作ってもらう予定だったのですが、ちょうど不在で、紹介してもらった別のところで作ってもらいましたが、まだ新米のAttorny だったのか、テンプレートを持っておらず、ちょっと時間が掛かりました。そして、パスポートの全ページのコピー、ビザページと写真のページは3セット必要とのことでしたので、大学の近くにあるコピー屋さんでコピーしてもらいました。

すべての書類が完成して、ちょうどビザが切れる3カ月前の日にイミグレーションに行って、ビザの申請をしました。申込書や持参した書類はすべて問題なく、すぐに受け取ってもらえました。パスポートの全ページのコピーは、少し前に必要書類の変更があったようで、必要ありませんと言われました。あらあら、40枚以上あるコピーが無駄になりました、が、裏紙と火おこしの時に使うからと妻は特にがっかりした様子もなく、小さなことにこだわらない妻のいいところを見ました(笑)ちょっとインタビューをしますねと言われて、ポジションのありそうな別のオフィサーが出てきて、出会った経緯などを聞かれました。妻の出身地の話になり、オフィサーの出身と近かったらしく、急にイロカノ語でのやり取りとなって場が一気に和みました。やっぱり、出生とか言語って大事なんだなぁと感じました。しばらくやり取りが続いた後で、書類を確認したオフィサーが、「あ、更新なのね~」と言われて、インタビューは間もなく終了しました。もして、最初の申請の時にインタビューが必要だったんじゃないの?という感じでした。初回の申請の時にあって、更新の時になかったのが、写真撮影です。ACR-Iカードに顔写真が付いており、その写真撮影を前回はされたのですが、今回はありませんでした。同じ写真が使われるのだろうか?それとも、NBIクリアランスにある写真が使われるのだろうか?ちょっと謎が残りました。ビザの受け取りは引っ越し後になるので、妻の妹に代理で受け取ってもらう予定なのですが、まさかその時に写真撮影、なんてことはないでしょうね?!受け取りは代理人でOKと何度も確認したのですが、ちょっと不安が残ったビザ申請になりました。

 

★費用

ビザ更新手数料: P9518

マニラへの郵送代: P500

弁護士への書類作成代: P600

コピー代、書類保管用フォルダー代(!): 約P40