今、
マンションやアパートなど、
賃貸物件に住む人達の間で、
ちょっとした、
いえいえ大きな変化が起きています。
我が家のアパートに、
こんな張り紙が張り出されました。
オールタイ語で意味が分かりません。
このアパートは、
フィリピン人のテナントが多いので、
英語バージョンもありました。
そうですか。
いよいよ値上げですか。
こちらのアパートでは、
電気や水道は、
直接電気会社や水道局との契約ではなく、
大家さんに支払います。
1ユニットいくらかは、
大家さん次第。
我が家は、
水道は1qm当たり19バーツ、
(最低は50バーツ)
電気は1kwh当たり7バーツでした。
実は、
この値段にはカラクリがあり、
大家さんの取り分込みの、
割り増し料金になっていました。
今年の6月から、
罰則規定のある法律で、
そのような水増し請求が禁止されました。
大家さんは、
光熱費について実費のみを請求することになります。
ということは、
これまで、
光熱費でいわばピンハネしていた分がなくなりますので、
大家さんにとって、
実質収入減を意味します。
ということで、
防衛策として、
大家さんは家賃の値上げをする、
という現象が、
タイ全土で広がっています。
私の住むアパートでは、
共益費が200バーツ上がりました。
我が家は、
エアコンも洗濯機もありませんので、
かかっている電気代や水道代はわずかな額です。
実質150バーツ程度の値上げとなりそうです。
経済が、
20年程ほとんど成長していない国から、
昨年は1年で3.9%も経済が伸びる国に移って来ると、
モノの値段が上がるという、
いわば資本主義の常識に、
驚きを感じてしまいます。