タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

濃厚接触者

 

まだまだ収まらない、

コロナ禍。

 

夏になれば自然に終息する、

という甘い見通しはどこへやら。

 

春先より、

今の方が感染者が増えている、

というのが現実です。

 

ところで、

よくニュースで耳にする、

「濃厚接触者」の定義って、

皆さんご存知でしょうか?

 

●「濃厚接触者」とは、「患者(確定例)」(「無症状病原体保有者」を含む。以下同じ。)の感染可能期間に接触した者のうち、次の範囲に該当する者である。
・ 患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者
・ 適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者
・ 患者(確定例)の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
・ その他: 手で触れることの出来る距離(目安として 1 メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と 15 分以上の接触があった者(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)。

 

以上が、「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領
国立感染症研究所 感染症疫学センター
令和 2 年 5 月 29 日版」からのコピーです。

 

最後の、

「その他」の部分にご注目下さい。

 

「必要な感染予防策」なしで、

患者と15分以上の接触があると、

「濃厚接触者」になる、

というわけです。

 

ここに、

2つの相反する矛盾というか、

この手の文章に付き物の抜け穴がある、

と感じませんか?

 

というのは、

最短で15分の接触で、

新型コロナウィルスに感染する、

という可能性を認めつつも、

「マスク」という、

「必要な感染予防策」をしていれば、

「濃厚接触者」にはならない

というロジックが隠されているのです。

 

マスク最強説 は、

まだまだ健在のようですね。

 

うちの職場では、

この定義を根拠に、

マスク着用が義務化されています。

 

どんなマスクを着けるかは、

全く問われておらず、

とにかくマスクなら何でもいいから、

マスクは外すな

という感じです。

 

どうなんでしょうね(笑)

 

タイでは、

国内での感染者は、

もう長いこと見つかっておらず、

かなり普通の生活に戻ってきています。

 

ただ、

出勤や買い物の時は、

みんなマスクをつけてますね。

 

コンビニでは、

もはや検温はされなくなり、

スーパーでも、

検温はかなり形式的になりました。

 

いつまで続くか、

このコロナ・パンデミック。

 

来年の免許証更新は、

日本に帰れるかなー

 

 

 

国立感染症研究所HP

積極的疫学調査実施要領における濃厚接触者の定義変更等に関するQ&A(2020年4月22日)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9582-2019-ncov-02-qa.html