友人が、
飛行機のチケットを購入したいが、
どこで買えるか教えてほしい、
というメールが来ました。
時間があったので、
友人の家を訪ねました。
すると、
ある日系の航空会社に、
直接電話をして、
チケットはすでに予約済みだが、
購入期限が今日になっているとのこと。
オンライン決済で購入できれば、
発券手数料がかからずお得なのだが、
自分はクレジットカードを持っていないので、
どうしたらよいだろうか、
ということでした。
なるほど。
というか、
直接航空会社から買うっていうことは、
正規の航空券だということですよね。
その値段を聞いたら、
私は昨日、
格安航空会社のホームページで買ったチケットの、
4倍以上の値段がしていました。
(予約ミスによる変更手数料込みで)
情報の差って、
すごい格差を生みますね。
とりあえず、
彼の家のパソコンから、
私が買ったサイトをチェックしてみると、
彼が希望する日のチケットは、
売り切れていました。
他のサイトで、
別の会社のチケットを探してみましたが、
あいにくそちらも売り切れ。
やはり、
安いチケットは、
いろいろと制約があり、
出発日も迫っていたこともあって、
良いチケットが見つかりませんでした。
ということで、
すでに予約してある、
そのチケットを買うことにしました。
彼の話ですと、
手数料を払えば、
お店で現金で買えると言われたそうです。
正規の航空券ですから、
大手の旅行会社のお店に行けば買えるのではないかと思い、
近くのJTBさんのお店に行ってみました。
対面販売で航空券を買うのって、
いつ以来かなーと思いながら行ってみると、
結構お客さんがきていました。
こっそり聞き耳を立てると、
スノーボードをしに日帰りの旅行を探している人、
ゴールデンウイークに温泉旅行を計画している人など、
いろんな人が窓口で相談していました。
ある人は、
このお店の常連さんらしく、
担当でないお店の人と親しげにあいさつをしていました。
こういう人が、
本当のお金持ち、
というか、
「趣味は旅行です」
と自信を持って言える方たちなんでしょうね。
ま、
いろいろな旅行がありますから、
別にいいのですが。
そんなこんなで、
人間観察をしているうちに、
番号札の番号が呼ばれたので、
カウンターにいって状況を説明しました。
応対してくださったのは、
20代前半くらいの、
若い女性の方でした。
話を聞いているうちに、
やや表情が曇り、
そして、
それを打ち消すように、
最後まで笑顔で話を聞いてくれました。
そのお姉さんの話では、
その航空会社のホームページ上から、
その人の予約があることは確認できるが、
残念ながら、
このお店で現金で購入するのは難しいということでした。
うーん。
どうしよう。
それで、
その航空会社の問い合わせ窓口に電話してみました。
話を聞いてみると、
購入方法は以下の3つだそうです。
1 クレジットカードで、オンライン決済
2 2,100円の手数料を払って、銀行振り込み
3 電話をした東京の支店に直接行って、4,200円の手数料込みの現金払い
すでに夕方になっていたので、
銀行振り込みは間に合いません。
かといって、
今から東京に行くというのも無理な話です。
それで、
思い切って、
オペレーターのお姉さんに聞いてみました。
「実は、
○○のJTBのお店に来ているのですが、
大変失礼な話かとは思うのですが、
店員さんと直接話してもらうことは可能でしょうか?」
寛大にも、
OK が出ましたので、
携帯電話をJTBのお姉さんに渡し、
打開策を話し合ってもらいました。
話し合いはしばらく続き、
なにやらパスワードのようなものを教えてもらったり、
幾つかの電話番号を教えてもらったり、
連絡先を交換し合ったりして、
その話し合いは終わりました。
JTBのお姉さんは、
最初の笑顔に戻り、
このように話しました。
本当はこういうことはできないのだが、
本人が予約していることが確認できて、
その航空会社さんの了解も取れ、
状況も状況なだけに、
今回は航空券の情報がある場所を教えてもらえたので、
このJTBのお店で購入できるようになった、
とのことでした。
よかったー
その後、
幾つかのところに電話をし、
パソコンの操作の仕方を教えてもらいながら、
無事購入の運びとなりました。
その時、
すでに、
カウンターに座ってから1時間以上が経過していました。
いやー
対面で買うのは、
手間がかかりますね。
友人は、
買えないかと思っていたチケットが無事買えたので、
ほっとした様子でした。
「次に航空券を買う時は、
またあのお店に行くよ」
どうやら、
あのJTBのお姉さんは、
良いお客さんを獲得したようです。