今日も何件かドラッグストアやスーパーを回りました。
これまでは全く見かけなかったモノが、
だんだん街に戻ってきているようです。
開店して1時間ほど経ったあるドラッグストアでは、
カセットコンロ用のガスボンベがありました。
別のドラッグストアでは、
ペットボトル入りの水やカップラーメン、単3電池もありました。
お昼過ぎに行ったホームセンターでは、
カセットコンロが売っていたのにびっくり。
少しずつ物流が正常化してきているのかもしれません。
というか、
買いだめしたい人は一通り買い終わった、
という可能性が大きい気がします。
本当に、
買いだめはやめてほしい。
一つの実例を挙げます。
私の知り合いの家族の家には、
ガスコンロがありません。
煮炊きはすべてカセットコンロでしています。
なぜなら、その方がガス代が安く済むとのこと。
彼の話によると、
カセットボンベ1本で、
約2日持つそうです。
カセットコンロは100円ショップでも売っていますから、
一か月に使う調理のためのガス代は、
15本×105円=1,575円。
(シャワーのためのガス代は別)
生活が厳しい人は、
まず生活のための初期投資を抑えたい(というか本当にお金がない)ので、
海外からの留学生や、
本当に切り詰めた生活をしている人の中には、
こういう人もいるのです。
そういう人たちにとっては、
ガスボンベは、いわばライフラインの一つ。
毎日毎日使うわけです。
非常用として購入する人が、
一度にたくさん買ってしまうと、どうなるか。
その人たちの物置には、
使われないままたくさんのガスボンベが眠ることになり、
毎日の生活で使っている人は、
どこのお店を探しても見つからない…
ということになっていまいます。
もちろん、
普通のガスコンロを買わないという時点で、
こういうことのリスクを背負っていることになるわけですが、
それにしても、
一部の人のパニック的な買い物によって、
いわゆる社会弱者の人にしわ寄せが行ってしまうというのは、
何とも残念な話です。
ということで、
こんなところにも大地震と津波の影響が及んでいます。
もちろん、
被災地の皆さんの生活と比べれば小さな話ですが…