被曝。
とても重い響きのある言葉です。
量の度合いはそれぞれかもしれませんが、
原子力発電所がある福島県はもちろん、
ここ関東地方でも、
その危険性が現実化しつつあるような雰囲気があります。
入ってくる情報をじっくり考えてみると、
やはり、
福島から放出されている放射線を、
じんわりと浴びているんでしょうね。
ま、
みんなでラジウム温泉に入っている感じ、
といったところでしょうか。
少しずつ、
事の重大性が明らかになっているという感じが、
どうしてもぬぐい去れません。
もちろん、
政府やマスコミは、
世論や大衆をうまい具合に統制する必要があるのでしょう。
パニックを防ぎたいという思いもあるでしょうし。
ただ、
2,3日後、
一週間後、
そして一ヶ月後に、
この週末の一連の報道を振り返った時に、
どう思うのか?
外国人が次々と母国に帰っていること、
地震直後の原発のニュースで聞いていた放射線量が、
今となっては少なく感じられるようになったこと。
やはり、正直不安ですね。
10万人単位の避難している人への救援が、
想像以上に難航しそうなことも、
問題になっています。
辛抱強い東北の人たちだから、
今は何とか持ちこたえています。
ただ、
雪が降るような天気の中、
愛する家族を亡くした高齢者の人たちが、
持病の薬を持ち出す余裕もなく避難所に転がり込んできて、
薄い毛布にくるまって助けを待っている。
本当に、大災害です。
被災された方の心が折れないことを願うばかりです。
文部科学省:都道府県別環境放射能水準調査結果
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/18/1303724_11.pdf