会社の上司から、
電話がかかってきました。
用件は、
駅の近くの、
とある場所を説明してほしいとのことです。
すぐにその場所が分かったので、
声も高らかに、
電話口で説明しました。
「ああ、それはですね、
新幹線の下の駐輪場にありますよ」
上司は、
驚いた声で反応しました。
「新幹線!?」
その駅には、
新幹線は止まりません。
その線路すらありません。
私が言いたかったのは、
「電車の高架下にある駐輪場」
でした。
私は田舎育ちな者で、
私が育った所では、
電車は、
普通地べたを走っていました。
いわゆる、
コンクリート製の、
あのごつい高架を走るのは、
新幹線しかありませんでした。
しかも、
私の地元に、
新幹線が開通したのは、
私が小学生の時。
ですから、
新幹線の高架をつくる工事の様子を、
覚えていました。
あんなすごい高架が、
東京からずっと伸びてきているんだなと思うと、
子供心にも、
新幹線ってすごいと、
感動したわけです。
ですから、
私のイメージでは、
高架=新幹線
なんですねー(笑)
上司には、
あわてて訂正し、
新幹線じゃなくて、
京急の高架橋でしたと伝えました。
電話の最後に、
高架を見るとついつい新幹線だと思ってしまうという話をすると、
さすがに彼も苦笑い。
都会に行くと、
電車は、
地下か、
高架を走っていますもんねー
いまだに地べたを走っていて、
開かずの踏切とかがあると、
「なんで高架にしないんだろう‥」
と思うときがあるくせに、
電話などのとっさの時には、
相変わらず、
高架=新幹線
になってしまう私。
恥ずかしいー