タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

狂犬病ワクチン(続)

 

翌日、

妻からお金を借りて、

もう一度赤十字へ向かいました。

 

傷口付近に注射する免疫グロブリンですが、

ウマの血清で作られたものと、

ヒトの血清で作られたものがあるとのこと。

 

人の血清のほうが、

ほとんど副作用がないのでおすすめの様子でしたが、

価格が1500Bします。

 

ウマの血清のほうは、

アレルギーがある人には、

副作用が出ることがあるようなのですが、

費用は850Bとのことでした。

 

特にアレルギー体質でない私は、

ウマの血清のものを選びました。

 

注射の前に、

パッチテストをして、

問題がなければ使ってくれるとのことでした。

 

ということで、

皮膚のすぐ下にテストのための注射を受けました。


f:id:sawasdeekhrap:20220607211237j:image

十分後くらいでしょうか、

看護婦さんが注射の跡を見ましたが、

何やら怪訝そうな雰囲気でした。


f:id:sawasdeekhrap:20220607211429j:image

注射で入った液体で盛り上がった部分が、

ほとんどそのままの大きさでした。

 

女医さんが二人交互にやってきて見たり、

看護婦さんが何回もスケールで測ったりしていましたが、

最後にボソっと、

「マイオーケー」

と言われました。

 

マイが付くと否定形

という基本的なタイ語文法は、

さすがにタイ滞在9年目ともなると分かります(笑)

 

結局、

高いヒトの血清で作った免疫グロブリンを受けることになりました。

テストの注射でちょっと痛い思いをした分だけ、

損しましたね〜

 

ということで、

受ける注射はこんな感じです。

 

狂犬病のワクチン 350B (1350円)

f:id:sawasdeekhrap:20220607212744j:image

 

破傷風のワクチン 80B (300円)

f:id:sawasdeekhrap:20220607212915j:image

 

ヒト免疫グロブリン 5cc 1500B (5800円)

f:id:sawasdeekhrap:20220607213102j:image

 

狂犬病ワクチンだけは、

間隔を開けて、

全部で5回打ちます。

 

狂犬病ワクチンと破傷風ワクチンは、

新型肺炎のワクチンと同じ筋肉注射で、

肩に打ちましたが、

特に痛みはなく、

問題ありませんでした。

 

しかし、

免疫グロブリンの注射は、

直接傷口かな?それとも傷口のすぐ近くなのかな?

噛まれた箇所に対して7,8ヶ所くらいに分けて打ってました。

 

これが、

焼けた針が刺さる感じで、

(実際に焼けたハリを刺された経験はありませんが)

なかなか痛い!

 

注射を受ける時は、

うつ伏せになった状態で、

看護婦さんに押さえつけられており、

注射が何度も何度も続いて、

何回で終わるか分からないので、

痛みを我慢し続けるのが辛かったです。

 

それに輪をかけて、

若い看護婦さんが、

日本語をちょっと知っていて、

注射のたびに、

 

「とっても痛いよ〜」

 

っと言うんですよね(笑)

 

意味分かってるんでしょうか?

 

3種類の注射カクテルを受けた後は、

こんな感じでした。


f:id:sawasdeekhrap:20220607214629j:image

 

包帯を巻かれるって、

いつ以来だろう?

 

足は、

もしかして初めてかな??

 

ガーゼの優しい感触が、

くすぐったいような、

どこか懐かしいような、

不思議な感覚でした。