会社の、
CSR (Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任) の、
取り組みの一環として、
「認知症サポーター養成講座」を受講してきました。
会社が、
講師を呼んで、
社員全員に、
この講座を受けさせています。
仕事柄、
地域のお宅を、
一軒一軒、
もれなくまわっていますので、
地域の見回りや声掛けを兼ねて、
このような教育をさせておこう、
ということのようです。
私も、
仕事中に、
地面にうずくまったままのお年寄りの方のために、
119番通報したことがあります。
最初見た時は、
おじいさんが転んでしまったのかなと思いましたが、
そのブロックの検針が終わって、
また通りかかった時も、
同じ姿で地面に倒れこんだままの状態でした。
近づいて、
声を掛けてみると、
自分の名前は分かるようでしたが、
住所や家の場所は分からないようでした。
寒い時期でしたが、
軽装の状態で、
しかも下着が汚れていましたので、
このまま放置すると、
命にかかわる可能性がありましたので、
ご近所の方と相談して、
救急車を呼ぶことにしました。
本当に、
こういうことが、
毎日どこかで、
起こっているわけですからね。
私の住んでいる市も、
防災行政無線があるのですが、
高齢の方の行方不明のニュースを、
よく耳にします。
認知症についての理解を深め、
どのように対応できるかを知っておくというのは、
今や1つの常識として、
学んでおく必要がありそうです。
ま、
会社的には、
社員にこういうことをさせていますよとアピールすることで、
今後の新たな顧客の獲得や、
これまでの契約の更新のために、
他社との差別化を図り、
優位な立場を作っていきたい、
という思惑もあるようですが。
私企業ですから、
そういうことも大切なわけです。
ということで、
会社が費用を負担し、
しかも研修費を支給してくれるという、
なかなかおいしい機会となりました。
こういう社会勉強も、
大切ですねー