タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

ACR-IカードとECC

 

配偶者ビザと一緒に発行される、ACR-Iカードがイミグレーションに届いたという連絡がありました。ビザ発給後3週間以内に届くと言われていましたが、配偶者ビザの2日後に届いたようです。カードには個人情報が満載で、表には写真とサイン、名前、国籍、生年月日、既婚か未婚か、性別が、裏面にはビザの種類、配偶者の名前、住所そして斜めから見た写真が印刷されています。ここまで情報が書かれていると、これは紛失できないですね。ICチップ付きのカードなのに、ほとんど意味がない(笑) 写真を載せようと思いましたが、隠すところが多すぎるのでやめました。

このカードの本当の名前は、”Alien Certificate of Registration Identity Card”といい、日本語では外国人登録証と訳されています。フィリピンに59日以上(60日以上という説明も有)滞在する人は必ず取得しなければいけないことになっています。しっかりと国に監督されているっていうことですね。ただ、2か月以上滞在する人すべてをICチップ付きのカードを持たせて追跡していくというのは、なかなかすごいなと思いました。というか、それほど外国人が多くないからこそできるシステムのような気もします。今の時代だったらアプリでもいいとも思いますが。

そして、このACR-Iカードを持っている人がフィリピンから出国する際は、ECC(Emigration Clearance Certificate)というものを取得しなければなりません。申請するイミグレーションのカウンターにはExit Clearanceと書いてありました。うーん、出国するのも届け出がいるんですね。ビザを持っている人が再入国できるようにするRe-Entryではなくて、出国を管理するというのは自分にとって新鮮な考え方でした。ACR-Iカードを持っている人は、無条件で取得する必要があるそうで、ECC-Bというカテゴリーのようです。

費用は、ECC代2380ペソ+安定のEXPRESS LANE FEE代(笑)500ペソ、合計2880ペソ(約7000円)です。これから、海外に出るたびにお金がかかるのか。。。タイのRe-Entryはシングルの場合は1000バーツ(約3800円)でしたが。フィリピンはまだまだ海外旅行が一般的でないというか、旅行がしにくい国なんだなあと思いました。

なぜExit Clearanceを取得したかというと、タイに出かけるためです。これまでは、タイの会社と雇用契約を交わしたままリモートで仕事を行っていましたが、フィリピンの配偶者ビザを取得できたため、今後はフィリピンの関連会社に移って同じ仕事を続けることになりました。ただ、手続きがスムーズにいくかどうか不安だったので、念のため、タイのビザの更新時期に合わせて航空券を買っていました。それで、今回の旅行は、フィリピンでの新生活を始めて半年経ったご褒美として、完全な休暇で行けることになりました。ということで、半年ぶりのタイ、楽しんできます!