11泊12日の旅行を存分に楽しみ、
いよいよ帰路へ。
市バスで街の中心部に出て、
歩いて数分のバスターミナルへ。
ここから空港行きのバスに乗ります。
それほど大きくないバスターミナルですし、
英語表記もありますので、
乗り口はすぐに分かりました。
ペタマーケットの南を走る大きな通りから、
バスターミナルに入って最初の辻を左に曲がり、
少し歩いて左側でした。
ここまでは全く問題なかったのですが、
肝心のバスがなかなか来ません。
その間に、
一人の男性がやって来て、
やはりバスを待っている外国人女性のグループに、
声を掛けていました。
どうやら、
タクシーの客引きのようです。
私たちは、
時間に余裕があったので、
相手にしていませんでした。
一度はその男性に付いて行った人たちも、
またバス停に戻ってきました。
それから、
さらに待つこと30分ぐらい。
もう1時間以上待っていて、
さすがにこれは遅すぎるなあと思い、
予備で残していた現金を使って、
タクシーで行こうかなと思っていた時に、
また同じ男性がバス停に来て、
先ほどの女性たちに話かけていました。
彼女たちに聞いてみると、
バスは故障して来ないと言っているようです。
うーん…
待ちくたびれていたので、
今回は荷物を持って一緒に付いて行くと、
その男性は、
今度は乗客のいないバスの運転手と話をしていました。
何か交渉しているようです。
ただ、
すぐに話がついていない様子でした。
機材故障?
でも交渉が必要?
何が起きているのかよく状況が飲み込めない、
そんな所に、
「エアポート」
と書かれたバスがターミナルに入ってきました。
運転手さんは、
遅れたことを詫びる雰囲気はなく、
機材に問題があった感じでもありません。
先程の男性はなんだったのだろう?
特段悪い人には見えませんでしたが。
もしかしたら、
待機中のバスの運転手と交渉して、
空港までひとっ走り走ってもらって、
その交渉の代金と、
客から集めた運賃の差額を儲けようとしていたのでしょうか。
まぁとりあえず、
予定していた通りシャトルバスで空港まで行けることになり、
ホッとしました。
ターミナルを出てしばらく走ると、
まさかの渋滞発生。
他の人のブログでは、
最終のバスでもスイスイ空港まで行けた
と書いてあったので、
ちょっとヒヤヒヤしました。
渋滞は、
20-30分位で抜けられ、
その後はスムーズに空港まで走ってくれました。
空港内で、
ネスカフェのスタンドがあったので、
最後の硬貨を使い切るために購入しました。
が、
量の少なさにびっくり!
これって、
スーパーの試飲で配るサイズのコップですよ。
っていうか、
ベトナムのイオンでもらった試飲のカップより小さいかも。
最後の最後で、
ここは紅茶の国なんだなぁと、
思い知らされました。
空港は、
これまで利用した首都の国際空港としては1番小さく、
古い空港でした。
到着と出発さえ分かれていないという、
あまりの簡素さにびっくり。
ウエルカムのサインを見ながら、
出発の搭乗口へと向かいます。
これまで行った国で、
1番質素で静かな国でした。
スマートフォンもまだそれほど普及しておらず、
洋装いていない人が全然珍しくなく、
街が騒がしく感じたことが一度もなかった、
首都 コロンボ。
まだまだ観光開発されていない、
普段着の国とでも申しましょうか。
なんか不思議な魅力を感じた、
そんな国 スリランカでした。
(終)