昼下がりに街を歩いていると、
コカ・コーラを手にした親子を見かけました。
しかも、
小さな瓶に入ったコカ・コーラでした。
「おいしそうだなー」
そう思ってすれ違いました。
その後、
同じコカ・コーラを持っている人を見かけました。
「まあ、暑いからねー」
最初はそう思ったのですが、
そのうちに、
同じ瓶入りのコカ・コーラを持っている人と、
次々とすれ違うようになりました。
ん、これは?
もしかして?
サンプルを配っているじゃないですか?
と思ってもうしばらく歩いていくと、
ショッピングモールの近くで、
やってましたー
これが、
ちょっと面白い形で、
サンプルを配っていました。
まず、
声をかけて、
栓がついたままのコーラの瓶を渡します。
そして、
次に声をかけた人に、
栓抜きを渡します。
栓抜きを受け取った人は、
栓がついたままのコーラを持っている人の、
栓を開けてあげます。
人が群がってくると、
まず他の人の栓を抜いてあげて、
その後、
自分のコーラを他の人にあけてもらって、
ようやく自分のコーラを飲める、
という流れになっていきます。
うまいことを考えましたよねー
「コーラを飲みたい」と思ったら、
まず他の人の栓を開けてあげる。
そうすると、
その人が喜んでおいしそうにコーラを飲む様子が印象に残ります。
さらに、
「栓を開ける」という作業をすることで、
「コカ・コーラ」=「懐かしい瓶入りの正統派」
というイメージが残ります。
さらに、
「栓を開けてあげる」という行為を通して、
コーラを他の人に勧める一環に参加させることができます。
その後、
「栓をあけてもらう」という経験を通して、
コーラと人の優しさを、
巧みに結びつけています。
よく考えましたねー
暑さも手伝って、
コーラが飛ぶように配られていきました。
わたしは、
のどが渇いていたので、
2回いただきました(笑)
ごちそうさまでしたー