筆記試験のすぐ後、
試験を受けたその同じ端末で、
どの問題が間違えたか、
正しい答えはなんだったかを復習できるようになっています。
私が間違えたのは、
こんな質問でした。
「知らない道を運転する時に、どうしたらよいですか?」
× 前方に注意する
○ 交通標識をよく見る
…まあ、確かに。
「(踏み切り注意の標識)を見たときは、どうすべきですか?」
× 速度を落とし、遮断機に注意する
○ 速度を落とし、左右の電車を確認する
…踏み切りで止まらなくていいというのは知ってましたが、電車を確認するんですか。
ってことは、遮断機が降りてなくても、電車が来る!?
↑後で分かりましたが、遮断機がある踏切って、少ないんですよね、こちらでは。
踏み切り=遮断機あり という日本人の認識が甘かったです。
この設問がすごいと思ったのですが、
ちゃんと写真が取れてませんね。
動揺を隠せませんでしたね。
石が路面に落ちていて、タイヤの跡が交差している標識の説明なのですが、
正解は、「注意して急いで走る」のような答えだったと記憶しています。
「前方から対向車が来た場合、どのように運転すればよいですか?」
正解は、シンプルに「左による」。
そうですかー
すれ違えるかどうかとか、そういうことは考えなくてよいのですね。
「警備員が立って左腕を水平に伸ばしている時、
警備員のどこに車を止まればよいですか?」
× 警備員の前
○ 警備員の後
ん? 警備員の後ろに止まる?
ってことは、警備員は、車のほうに向いていないってこと?
普通は、車のほうを向いて交通整理をしませんか?
これも、どうなんでしょうね。
「夜間カーブを運転する時にしてはいけないことは次のうちどれですか?」
× ハイビームをつけたりして、注意すること
○ カーブになる前に、何度もクラクションをならすこと
どちらもよくない気がしますが、ハイビームはOKなんですね。。。
「クラクションを鳴らしてはいけない」という選択肢を選ばせる質問が他にもありました。タイ人があまりクラクションを鳴らさないのは、そのせいかもしれませんね。
次のうち、正解はどれか?
× バンコク市内、パタヤ市内、および市域内での最高速度は60km以下である
○ バンコク市外、パタヤ市外、および市域外での最高速度は90km以下である
田舎だと、90kmまで出していいんですねー 知らなかったー
っていうか、あの道で、90km出しちゃうと、かなり危ないのではないでしょうか?
こんな感じで、
引っ掛け問題に引っかかっているといえばそれまでなのですが、
私の感覚とはちょっと違和感のある質問が多くて戸惑いました。
ということで、
試験官の情けで2回も試験を受けさせてもらったのに、
合格できませんでした。
私の予定では、
この日に合格するつもりだったのですが。
実は、
次の週に、
チャンマイに行く予定がありました。
チャンマイでレンタルバイクで移動できるように、
バイクの免許を取りたかったのですが、
このままだと間に合わないことになります。
それで、
恥を忍んで、
試験官にたのんでみました。
「もう一回受けさせてもらえますか?」
「マイ ダーイ(もう、だめー)」
あちゃー
一日に3回も受けるなんて、
いくらなんでもそれはだめですよね。
試験官:「明日金曜日に来なさい(タイ語)」
私:「マイ ダーイ カップ(明日は仕事で来れません)」
私:「(カレンダーの土曜日を指差し)オーケー カップ?(土曜日はやってますか?)」
試験官:「(英語で)イート アンド スリープ!(笑)」
周りのタイ人も大笑いでした。
ということで、
チャンマイ レンタルバイク計画は、
水の泡と消えました。
さてさて、
私のバイクの免許は、どうなるのでしょうか?
(つづく)