最近、
プロ野球の中継が、
地上波のテレビではほとんど見られないようですね。
我が家にはテレビがないので、
あまり大きな問題ではありません。
(たまに実家に帰省した時に、
「よーし今日は野球を見る」
とテレビの前に座り込むのが楽しみではありました)
ただ、
まだまだ寒い2月からキャンプが始まって、
プロ野球の開幕 "球春" と共に春の訪れを感じ、
真夏の夜にビール片手にまったりテレビで野球観戦をし、
秋が深まっていくペナントレース終盤の真剣勝負を楽しむ、
という感じで、
テレビのプロ野球中継は、
日本人の季節感と関係していたように思えます。
それが、
夜のテレビのスポーツ情報の時に、
ダイジェスト版で結果だけ知るようになってしまうと、
ちょっと味気ないような気がします。
ホームランやファインプレーなどの、
プレーの瞬間瞬間を切り取って見るのも別に悪くはありません。
ただ、
先発投手がやや不安定な立ち上がりを見せるも、
回を増すごとに調子を上げていき、
打者は3,4打席目になってきてだんだん球筋を見極められるようになり、
ベンチワークも加わって手に汗握る7,8回の攻防を楽しむ…
こんな試合全体を通してナイターを観戦するというのが、
昔のおじさんたちの数少ない楽しみでした。
なかなかこういう風に野球を楽しむ人が、
少なくなってきたのでしょうね。
野球を愛する DNA が、
今の子供の世代にも受け継がれて欲しいものです。