街角で、
宝くじがよく売られています。
月末の給料日ともなると、
銀行やATMの周りに、
売り子さんたちが集まって来て、
「宝くじ市場」の様相を呈しています。
「モバイル販売店」もあります。
小綺麗な身繕いの人が、
高額紙幣を片手に、
真剣に番号を選ぶ姿を見かけることもあります。
温和で笑顔が似合うタイ人の、
意外な姿、
と初めは思いましたが、
今はこれが真の姿ということが分かり、
あまり驚かなくなりました(笑)
フィリピンも、
宝くじが盛んでした。
小さな町の中心の集落で、
古びた建物が並ぶ中で、
ロト屋さんと飲料水屋さんだけが真新しいのを見て、
びっくりしたのを覚えています。
スリランカにも、
市場の人通りの多い所に宝くじ屋さんがありました。
貧しい国になるほど、
くじが盛んという風潮は、
人の弱さがよく分かる というか、
それに漬け込む利権体質の政府の醜さというか、
社会の負の面が見える、
ちょっと悲しい風景でもあります。