友人の家で一晩お世話になり、
旅の疲れを癒やして、
次の日の夜に出発。
目指すのは、
再びマニラの国際空港です。
今回の旅行は、
当初妻だけの予定でしたが、
セブパシフィック航空のプロモーションを見つけ、
私があとから航空券を購入しました。
しかし、
妻と同じ日のフライトはプロモ価格は売り切れており、
一足先に私がマニラに来ました。
来た時と同じように、
LRTに乗り、
終点のバクラランで降りて、
いざ空港へ。
ここでスマホを見ると、
グーグルマップが表示されません。
オフラインの地図が保存できていなかったようです。
持参している地図も、
どうやら友人の家に忘れてきてしまったようで、
見つかリませんでした。
さてさて、と。
妻が到着するのは夜中の3時過ぎですので、
時間はたっぷりあります。
これまで何度か空港まで歩いたことがあり、
なんとなく土地勘があるので、
今回も歩いてみることにしました。
途中のコンビニで、
荷物を整理してTシャツに着替え、
ターミナル2を目指します。
夜10時を回り、
ほぼ終電の電車で着いた終着駅は、
薄暗く、
露店もほとんど店じまいをしていて、
外国人や観光客などは誰もいません。
そんな中を歩き始め、
途中からは、
タクシーが道を急ぐハイウェイの脇を、
トボトボと歩くこと小一時間。
無事に空港に着きました。
ターミナル2の駐車場の入り口近くが、
バスとジープが停まる停車場になっていました。
(下の地図の赤い印のあたりです)
写真ですとこんな感じのところです。
マニラ国際空港に到着する皆さん。
歩いてここまで来れば、
街の中に向かうバスやジープに乗れます。
私がここを通ったのは夜11時過ぎでしたが、
空港職員が帰宅するのに乗り込んでいました。
手荷物が少ない人、
ぼったくりタクシーを避けたい人、
ローカルな旅をしたい人におすすめです。
それにしても、
空港まで徒歩で来る人って、
かなり珍しいでしょうね。
この空港は、
搭乗券を持っていないと、
建物の中には入れません。
そのため、
到着ロビーの外で待つことになるのですが、
意外にきれいに整備されてびっくりしました。
空港のフリーWi-Fi が使えますし、
イスも十分あって、
1ヶ所でしたが塞がれていないコンセントもあり、
数時間であれば、
時間を潰すのはわけない感じです。
妻がバンコクを出発する時刻の前に、
私が空港に着いたので、
メッセンジャーでやり取りができて一安心でした。
約4時間後、
妻と落ち合って、
バスターミナルへと向かいます。
空港の出口のところでタクシーに乗ると、
タクシーの運転手の言いなりになりがちなので、
駐車場を突っ切ってもう少し歩き、
出発ロビーで客を下ろした後のタクシーを捕まえます。
夜中4時を回っていましたが、
タクシーはすぐに捕まえられました。
止めたタクシーの3台目が、
最初からメーターで行ってくれると言ってくれました。
パサイのビクトリーライナーバスターミナルの、
通りを挟んで斜向かいあたりにあるJollibeeの前まで乗って、
メーターで80ペソくらいでした。
そして、
歩道橋でハイウェイと線路を渡って、
少し歩くとバスターミナルです。
目的地バギオに向かう人がいつも集まっており、
その地方の言語が飛び交う、
ホッとする空間です。
上野の停車場に東北訛りを聞きに行った、
石川啄木の気持ちが、
少しだけ分かる気がします。
しかーし。
ホッとしたのもつかの間、
徹夜の眠気を吹き飛ばすハプニングが発生。
昨日購入したバスチケットと、
お札を入れていた封筒が、
見つかりません。
ボディーバッグにも、
タスキがけしているバッグにも、
バックパックの荷物を全部出しても、ない。
ないないない、どうしようー
夜が明けて来たので、
少し早いのですが友人の所に電話しましたが、
やはり見つかりませんでした。
うぅー
昨日の努力が水の泡。。。
ていうか、
旅行初日で所持金ほぼなし!?
友人の家に戻って、
自分で探そうとも思ったのですが、
時間ももったいないし、
旅の最初から疲れを溜めたくないので、
もう一度同じ席のチケットを買い直しました。
一応、
撮っておいたチケットの写真を見せたのですが、
それでは駄目だと言われました。。。
友人に電話をした時に、
お手伝いさんが出て、
「こっちで探しても見つからないんだから、
あなたがここに来て探しても、
交通費がもったいないよ」、
とかなり強い口調で言われました。
…もしかして、
……もしかすると?
というへーんな疑惑が残ったまま、
マニラを後にしたのでした。
(続)