タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

フリー ライド

 

火葬式が執り行われた26日は、

BTS, MRT, A-Link は全線無料でした。

 

そして、その前後の25,27日も、

A-Link と MRT パープルライン、

BTS の一部が無料でした。

 

こういうことは、

ちゃっかりと利用させていただく私(笑)

 

ということで、

27日は朝から空港へ。

 

マニラ線が1日5-6便あるので、

空港にはフィリピン人がいつもいます。

 

マニラの国際空港は慢性的に混雑していて、

出発3時間前にチェックインすることが、

公式に勧められています。

 

そのせいか、

バンコクでも、

出発のかなり前の時間から、

空港にフィリピン人が集まってきます。

 

今日も、

チェックイン待ちのフィリピン人に会えました。

 

午後は、

バンコクの隣りのノンタブリー県へ。

 

A-Link で終点のパヤタイまで移動します。

 

いつもはここで、

6.5Bか無料の赤バスを待ちますが、

戦勝記念塔まで歩き、

フリーライドで浮いた分で、

高速を走るエアコンバスに乗りました。

 

速い、楽ちん!

 

帰り道、

ちょっと寄り道して、

昨年開業したばかりの、

MRT パープルラインに乗ってきました。

 

乗ったのはこちらの駅。


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構内はこんな感じです。


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この路線は、

日本のODA(政府開発援助)を使って建設されています。

車両や鉄道システムは日本の企業が受注していて、

いわゆるインフラ輸出ができているプロジェクトです。

 

(政府の海外援助名目の支出を、

日本私企業がゲットするという、

税金還流作戦とも言えますね)

 

待望のMADE IN JAPANの電車はこちら。
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車両をデザインした日本企業の名前が、

先頭車両のドア上に出ていました。

 

BTS の車両は、

ポルシェデザインですので、

ちょっと対抗したかったのかも。

チャオプラヤ川を渡ります。
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終点に到着。
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夕方の時間帯で、

無料だったせいか、

車内は思ったより混雑していました。

乗車した、

始発から4番目の駅では、

まだ空席はなく、

吊革も一つおきに人がいる状態でした。

開業当時は、

利用者が予想よりずっと少ないと報道されていましたが、

MRT ブルーラインとタオプーン駅で接続するようになり、

1枚のパスカードで利用できるようですので、

利用者が増えてきているようです。

 

車窓からの景色では、

駅のそばでもまだ空き地が目に付きました。

今後沿線の開発が期待できそうです。

 

個人的に楽しみにしていた乗り心地なのですが、

やや期待が大きすぎたのか、

感動的というほどではありませんでした。

 

車両はピカピカで、

ホームドアも完備、

車内アナウンスの英語力もアップしており、

駅員の制服のデザインも改良されて、

良い所もたくさんあるのですが、

肝心の乗り心地は今ひとつに感じました。

 

コトンコトンという、

線路の継目の小刻みな縦揺れは、

まあまあ許容範囲内なのですが、

車両が横に揺れるというか、

微妙に滑るような感触が伝わってきて、

ちょっと不快でした。

 

プラスチック製の固い椅子という、

ハンディキャップがあるので、

仕方がないのかもしれませんが。。。

 

あの、

小田急線の、

ロングレールと絶妙な固さ加減のシート、

そこに4000系の滑らかな加速が合い重なってもたらされる、

病みつきになる快適さは、

やはり日本固有のものなのかもしれません。

 

線路を建設するところから、

日本企業が参入しないと、

快適な乗り心地というのは難しいかも。

 

と、

珍しく(?)辛口なレビューになりましたが、

ピカピカの電車に無料で乗せて頂いて、

ありがとうございました。

 

そのまま、

パープルラインのバンコク側の終点まで引き返し、

戦勝記念塔までバスで移動し、

パヤタイからまたまた無料のA-Link に乗って、

帰宅しました。

 

家に帰ってきて感じたのですが、

長旅の割にそれほど体疲れていないのに驚きました。

 

やはり、

路線バスの移動は疲れるんですね。

 

電車の素晴らしさを再発見しました。

BTS の回数券タイプのカードが、

一層魅力的に見えてきました。。。