報道によりますと、
タイの王室庁は、
プミポン国王が本日午後3時52分に死去したと発表しました。
4日前の10月9日に、
容体が不安定になっているという発表があり、
国全体でこのニュースを受け入れる準備をしていましたが、
いよいよこの日が来てしまったという感じです。
今日の新聞各紙は、
国王の回復を祈る国民の写真を一面に取り上げ、
国民が一つになっているという様子を伝えていました。
国王が亡くなった時間は、
私たちは刑務所を訪問していたのですが、
特に目立った動きはなく、
通常通りに面会が行なわれていました。
夕方も、
特に変わった様子はありませんでしたので、
大きな影響は明日からという感じでしょうか。
昭和天皇崩御の時の様子は、
その時中学生だった私にとって、
とても印象深いものがありました。
それと比べると、
国王の細かな健康状態が、
センセーショナルに報じられることはなく、
国民は静かご静養の経過を見守っていたという感じでした。
夜に街を歩くと、
テレビはどのチャンネルも、
国王の生涯を説明する、
白黒の古い映像を放映していました。
家に帰って来て、
1階の事務所でテレビを見ていた大家さんに声を掛けると、
これから30日はこういう番組ばかりだろうと言っていました。
ちなみに、
外国人にとって貴重な情報源となっている、
バンコクポストのホームページも、
白黒になっています。
さてさて、
明日はどうなるのでしょうか?
テロや政治闘争などが起きずに、
平穏に時間が過ぎていくことを願います。