タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

初挑戦 その2

 

 

海外での車の運転そのものは、

初挑戦ではないのですが、

以前は右ハンドルの国でしたので、

左ハンドルの車を海外で運転する、

というのが初挑戦となります。

 

義理の父が、

中古の車を買ったので、

それを使って遊びに行きたいと、

妻がリクエストしてきました。

 

それで、

旅行出発当日、

免許センターに寄り、

国際免許を取りました。

 

ものの5分くらいで、

発行の手続きは終了。

 

これで、

大手を振って、

車の運転ができます。

 

運転したのは、

この車です。

 

 

トヨタ タマラウFX という車です。

現地語で、

小さな水牛を表すこの名前。

力強くものや人を運ぶイメージなのでしょう。

 

日本では、

プラドに当たる車種でしょうか。

 

ちなみに、

この車名の一部の ”FX” は、

現地では相乗りタクシーを表す言葉です。

 

その位、

よく売れて、

今でも走っている車です。

 

トヨタって、

やっぱりすごいですねー

 

車の後ろはこんな感じです。

 

 

これで、

田舎道を突っ走ってきました。

 

 

慣れない左ハンドルには、

苦労しましたねー

 

ウインカーを出そうとして、

何回ワイパーを動かしてしまったことか。

 

もちろんマニュアル車ですが、

ギヤを替えようとして、

左足でクラッチペダルを踏むと、

反射神経で、

左手がハンドルから離れて、

シフトレバーを探してしまいます。

 

難しいのは、

坂道発進。

 

この車のサイドブレーキ(パーキングブレーキ)は、

ダッシュボードの下あたりにあるレバーを引っ張るタイプです。

 

こいつを使って坂道発進しようとすると、

右手がかなり忙しいです。。。

 

ま、

この手のオフロードも走れるような車は、

エンジンに力があるので、

アクセルとブレーキの操作だけで、

ちょっとした坂なら登ってしまうのかもしれませんが。

 

普段、

軽自動車を運転している私が、

左ハンドルの、

大きな車を、

海外で運転する、

というのは、

なかなかの挑戦でした。

 

2日間で、

走った距離は、

なんと500キロオーバー。

 

走りましたねー

 

ただ、

田舎道ばっかりでしたので、

交通量は少なく、

前にも後ろにも車が無い状態のドライブが、

ほとんどでした。

 

ちなみに、

500キロ以上走って、

機能していた信号は、

たった2つでした!

 

 

少し山のほうに入っていくと、

道がどんどん悪くなっていきます。

 

 

 

http://www.youtube.com/watch?v=ylXiucXug9U

 

 

一番大変だったのは、

二日目の家に帰る時でした。

 

峠越えの曲がりくねった道を、

夜に走りましたが、

その時、

なんと、

大型タンクローリーに追いついてしまいました。

 

トロトロと、

曲がりくねった山道を登っていきます。

 

追い越したいのですが、

道は狭いし、

街頭はほとんどないし、

ブラインドコーナーに突っ込んでいく勇気がないと、

追い越せるところがありません。

 

対向車はほとんど来ないので、

大丈夫といえば大丈夫なのですが、

忘れた頃に車が来るので、

なかなか怖いものがあります。

 

そうこうして、

10分くらい、

タンクローリーの後ろを走っていました。

 

しかし、

前に追い越したバスが後ろに迫って来ました。

 

クラクションが何度も鳴り、

「早く追い越せ」と催促してきます。

 

えいやっ

 

と、

覚悟を決めて、

対向車線へ。

 

ブラインドコーナーを1つ越えたところで、

ようやくタンクローリーを追い越せました。

 

いやー

ひやひやしました。

 

貧しい国では、

貧弱な舗装の1車線の道に、

荷物満載のトラックも、

めちゃくちゃ飛ばす長距離バスも、

30年くらい乗っているであろうポンコツの車も、

サイドカーに人を乗せるバイクも、

ベンツやBMWのような高級車も、

みんな一緒に走るので、

いかにスムーズに追い越していくかが、

大切な技術になります。

 

今度行く時は、

もう少し落ち着いて運転できるといいのですが。