友人の付き添いで、
病院に行ってきました。
その人は、
難病に指定されている疾患を持っています。
しかも、
昨年ご主人を亡くし、
精神的にも厳しい状況にいます。
ご本人は、
日本人ではないので、
医師とのコミュニケーションも十分とはいえません。
完治が困難な病気と闘っていく際に、
医療や医師との信頼関係は、
とても大切な要因ですが、
それを十分に持つことができないようで、
いろいろと苦労をしておられます。
今回は、
歩いて10分ほどのところにある、
市立病院から、
別の病院に転院するための、
紹介状をもらいに行くというものでした。
転院する理由は、
「先生が信頼できない」
「行く度にいつも先生が違う」
「薬が多すぎて薬のせいで体調が悪い」
「先生たちに意地悪をされている」
などの、
そのほとんどは、
治療方針を十分に理解できないことからくる、
誤解や不信感なのですが、
それを理由にして、
どうやって紹介状を書いてもらうのだろう…と、
付き添いながらなかなか心の重い状態で病院に向かいました。
ところが、
先生はよく耳を傾けてくださり、
「私は○○さんが良くなって欲しいと思う」
「どの病院にかかるかは患者さんに権利がある」
「戻って来たいと持ったらいつでもみてあげます」
ということを、
淡々と話してくださいました。
病院の先生はさすがですねー
話し合いの最後には、
ご本人が感情を乱してしまう一幕もありましたが、
それでも動じることなく、
本人が飲みたいと思う最小限の薬を処方し、
紹介状を書いてくださいました。
こんな大人の対応をみて、
ちょっとかっこいいなと感じてしまいましたね。
さて、
次にお世話になる病院では、
本人の好みに合う先生とめぐり合えるでしょうか。
実は、
その病院には、
同じ病気で、
2年ほど前まで通院していたようです。
その時の担当の医師は、
もう退職されているそうですが、
その病院にいいイメージだけを持っているわけではなさそうなんですね。
まだまだ道は険しいかもしれませんが、
私ができる範囲の中で、
あまりでしゃばらずに、
お手伝いをしてあげたいと思います。
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