タイのあれこれ

と、フィリピンのあれこれも

病院

友人の付き添いで、

病院に行ってきました。

 

その人は、

難病に指定されている疾患を持っています。

 

しかも、

昨年ご主人を亡くし、

精神的にも厳しい状況にいます。

 

ご本人は、

日本人ではないので、

医師とのコミュニケーションも十分とはいえません。

 

完治が困難な病気と闘っていく際に、

医療や医師との信頼関係は、

とても大切な要因ですが、

それを十分に持つことができないようで、

いろいろと苦労をしておられます。

 

今回は、

歩いて10分ほどのところにある、

市立病院から、

別の病院に転院するための、

紹介状をもらいに行くというものでした。

 

転院する理由は、

「先生が信頼できない」

「行く度にいつも先生が違う」

「薬が多すぎて薬のせいで体調が悪い」

「先生たちに意地悪をされている」

などの、

そのほとんどは、

治療方針を十分に理解できないことからくる、

誤解や不信感なのですが、

それを理由にして、

どうやって紹介状を書いてもらうのだろう…と、

付き添いながらなかなか心の重い状態で病院に向かいました。

 

ところが、

先生はよく耳を傾けてくださり、

「私は○○さんが良くなって欲しいと思う」

「どの病院にかかるかは患者さんに権利がある」

「戻って来たいと持ったらいつでもみてあげます」

ということを、

淡々と話してくださいました。

 

病院の先生はさすがですねー

 

話し合いの最後には、

ご本人が感情を乱してしまう一幕もありましたが、

それでも動じることなく、

本人が飲みたいと思う最小限の薬を処方し、

紹介状を書いてくださいました。

 

こんな大人の対応をみて、

ちょっとかっこいいなと感じてしまいましたね。

 

さて、

次にお世話になる病院では、

本人の好みに合う先生とめぐり合えるでしょうか。

 

実は、

その病院には、

同じ病気で、

2年ほど前まで通院していたようです。

 

その時の担当の医師は、

もう退職されているそうですが、

その病院にいいイメージだけを持っているわけではなさそうなんですね。

 

まだまだ道は険しいかもしれませんが、

私ができる範囲の中で、

あまりでしゃばらずに、

お手伝いをしてあげたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

特定疾患治療研究事業対象疾患一覧

http://system.nanbyou.or.jp/what/nan_itiran_45.htm