初めて桜をきれいだと思ったのは、
いったい、いつのことだったでしょう?
自分の桜の記憶をたどってみると、
たしか、
小学校の高学年の時に、
祖母と一緒に花見に行ったのを覚えています。
祖母が私たちの家に出て来ていて、
しばらく一緒に暮らしていた時期がありました。
その時に、
地元では有名なお花見スポットに行ったことを、
覚えています。
ただ、
お花見に行ったということは覚えていても、
「桜がきれいで感動した」
という印象は全くありません。
"ここが○○という公園かー"
"酔っ払っている大人が恥ずかしい"
"すごい滑り台があるなー"
と感じたことは覚えているのですが、
肝心の花のことは、
さっぱり。
やはり、
ある程度大人になってから、
人は桜の美しさを理解できるようになるのでしょう。
今年は、
花見も自粛ムードということで、
人出が多くないこのチャンスに、
どこか有名な桜の名所に行ってみようかなと、
思ったりもしました。
が、
結局今のところ、
どこにも行かずじまいです。
今年は、
開花までの気温変化がゆっくりだったせいか、
あまり葉っぱが出ていない、
本当に桜の花一色の桜の木を多く見る気がします。
でも、
なんとなく、
今年の桜は、
感動するほどはきれいに見えないんですよねー
やはり、
なんとなーく、
暗いニュースに影響されてしまっているのでしょうか?
そういうことを忘れてしまうような、
美しい桜の木に出会いたい、
そんなことを感じる、
この花見の時節です。