一振りで料理にアクセントをつけることができる、七味唐辛子。
激辛好きではないのですが、
食事の時にたびたび使う調味料です。
ビンに入っていた七味が切れたので、
近くのスーパーで、
詰め替え用にと大きなパックのものを買ってきました。
でかいですねー
早速、ビンに移し替えて、使ってみました。
…ただ。
ちょっと、味が違う。
なんでかな~と思って、
袋の裏側を見てみました。
えっ!?
七味なのに、
原材料が四つしかない!!
七味の中身が、
地域によって多少違うというのは、
聞いたことがあります。
自分の好みに合わせてブレンドしてくれるお店があるというのも、
どこかで聞いたような気がします。
しかし。
香辛料の種類が7つ以下の"七味"があるとは!
まずですね、
麻の実が入っていないというのが、
個人的には、痛い。
麻の実なんて、
普通の七味でもそんなにたくさん入っているわけではないですが、
たまたま麻の実が口の中に入って、
パチッと弾けて、広がる芳ばしい香りって、
七味の醍醐味の一つだと思うんですよね。
とは申しましても、
"七味"唐辛子を購入したそのスーパーにはいつもお世話になっているので、
特段クレームを付ける気持ちなどさらさらありませんが。
でも。
ちょっと考えてみると、
レストランや食堂に置いてある七味も、
実は "簡素版七味" である可能性があるっていうことですかね。
こうやって、
コストダウンという名のもとに、
日本人の味覚の鋭さが、
鈍くなってしまっているのかもしれません。
そうだとしたら、
とても残念ですなぁ。