朝、家を出ようとすると、妻が一言。
「雨降ってるよ」
…どおりでぐっすり眠れたはずです。
ベランダから外を見ると、
外はまだ薄暗いながらも、
しとしとと雨が降っているのが分かりました。
とりあえず、合羽を着て外に出ると、
ん?
若干みぞれ交じりの雨でした。
かじかむ手をこらえながら坂道を自転車で乗り進んでいくと、
みぞれがだんだんと白いモノに変わっていきます。
私は、市内でも小高い所に住んでいますが、
坂道を上りつめたところあたりでは、
完全に雪が降っていました!
雪だ!!
関東生まれの私にとって、
雪が降るというのは大事件。
大人になってからも、その年初めての雪を見ると軽い興奮を覚えます。
ただ、その雪を見れたのも、ほんのわずかな時間だけでした。
一気に坂道を下って市内に出ると、
そこは辺り一面弱い雨が降っているのみ。
同じ市内でも、気温は結構違うんでしょうね。
いつもは家までの坂道を恨めしく思っていましたが、
今日ばかりは、ちょっと得をした気分でした。